下級生が6年生への感謝の気持ちを込めて、『6年生ありがとう集会』を開催しました。それぞれの学年が思いを届けながら、6年生が今までの小学校生活を振り返るような出し物を考えて披露しました。笑いあり、ちょっと感動する場面ありの充実した会でした。会の最後には、新委員長や新縦割りリーダーへの引継ぎ式もあり、5年生が新リーダーに向けて意識を高める機会にもなりました。
その後は、1年間ともに活動してきた縦割りグループでお弁当を食べました。各自が持ってきたシートに座り、仲良く食べました。普段の教室とは違うので、新鮮な気持ちで昼食をたべることができました。食べ終わると、運動場や体育館での縦割り遊びです。4年生が考えてくれた遊びを縦割りグループみんなで楽しみました。いつもより長い、40分間程の活動時間でしたが、楽しい時間はあっという間に過ぎるもので、すぐに終了時刻になってしまいました。
6年生だけではなく、1年生から5年生も、現学年で学校生活を送るのは13日間となりました。仲間や地域の方々、普段使っている道具や物にも1年間の感謝の思いが持てる期間になるとよいと思います。
5年生の理科では、「ふり子のきまり」について学習しています。昔は振り子時計が身近にあったので、子供たちが振り子をイメージしやすかったのですが、今では見たことのない子も多いです。ですので、メトロノームや、運動場にあるブランコを例に出してイメージさせることもあります。
今回は、振り子の周期(1往復する時間)が、振り子の長さによって変化するのかどうかを調べる学習でした。以前は鉄製スタンドやタコ糸、算数で使っている分度器などを使って実験したこともありましたが、誤差が大きくなってしまうこともありました。本校では専用の実験装置があり、どのグループも同じように実験することができます。始めは振り子の長さを15cm、その後は30cm…と順に長くしていき、10往復する時間を計測した後に、計算して1往復の平均時間を出しました。その後、振り子の長さと時間の関係を考えました。
前回行った予想では、メトロノームをイメージして、振り子の長さが長くなると1往復する時間も長くなるという意見がほとんどでした。しかし、中には振り子の長さが長くなるほど、1往復する時間は短くなるという子もいました。
子供たちは、生活する中で、物理現象を誤って認識していることもあります。誤概念とも言ったりしますが、理科の学びでは、そういった誤概念を修正していく機会にもなります。次は、角度やおもりを変えて時間の変化を計測していきます。子供たちがどのように予想して、実験結果がどうなるか楽しみです。
今日は、5年生が『6年生ありがとう集会』に向けて練習している様子をお伝えします。前回お伝えした3年生が考えた歌やクイズとは違い、6年生が今までの小学校生活を振り返ることができるような進行劇を中心に発表が進み、それに合わせて舞台のスクリーンに思い出の写真が映し出されていました。
6年生と一番長く過ごした学年が5年生です。その分、6年生への思いが伝わってくるような内容でした。練習の途中『先生、舞台袖に置いてあるマットはどかしたほうがいいと思います。みんな(出番までの間)待っている時に、座っちゃってます』と先生に意見する子がいました。発表内容だけではなく、発表全体の様子を見て意見できていることに、さすが5年生と感心しました。練習後に、発表について担任の先生に確認すると、進行劇の内容やせりふなども子供たちがみんなで考えたということでした。大人が考えた場合と比べたら、改善点が気になることがあるかもしれませんが、6年生に思いを伝えることや自分たちでつくり上げたという満足感や充実感は、自分たちで考えたからこそ得られるものがあると思いました。
6年生ありがという集会まで残りわずかとなりました。それぞれの学年の思いが6年生に伝わることを願います。
今週の金曜日に『6年生ありがとう集会』があります。この1年間、竜洋北小学校のリーダーとして、学校を引っ張ってきてくれた6年生に、「ありがとう」の感謝の気持ちを伝える行事です。先週までは、体育館で天井塗装工事を行っていたので、集会が行われる体育館での練習はできませんでしたが、今日から本格的に練習を開始しています。今日は、3年生の様子をお伝えします。
体育館に入ると、ちょうど3年生が発表練習をしているところでした。リコーダーの演奏があったり、クイズがあったりと、短時間でしたが充実した内容でした。ただ、体育館練習の初日だったので、改善するとよいなと思うところもありました。以前は、教師から『こんな課題があるから、このように直していきましょう。』と課題を指摘して改善させることもありましたが、今は、子供の主体性が以前に増して重要視されています。今日も担任から『何か直した方がよいと思うところや、意見はありますか』と子供たちに投げ掛けます。すると、『歌の歌詞をまだ覚えきれていません』『リコーダーの始めがそろっていません』等の課題が出されます。リコーダーがそろっていない点について、どうすればよいか再び問うと、『さん、はい』と掛け声を出せばよいという考えがでました。同じバートの子が出すのか、それとも違うパートの子が出すのか子供たちに考えさせ、自分たちのパートの中から号令を出す子を決めることになりました。
こういった、自分たちで課題を見つけ、解決方法を考えて行動していく経験を重ねることで、これからの不安定で不確実な社会を主体的に生き抜く力が育まれていくのだと改めて感じました。今後も、子供たちが自分事として課題を捉え、自己解決することができるような機会を設定していきたいと思います。