学校の様子

5年 理科(ふり子のきまり)

2025年2月27日 10時13分

5年生の理科では、「ふり子のきまり」について学習しています。昔は振り子時計が身近にあったので、子供たちが振り子をイメージしやすかったのですが、今では見たことのない子も多いです。ですので、メトロノームや、運動場にあるブランコを例に出してイメージさせることもあります。

今回は、振り子の周期(1往復する時間)が、振り子の長さによって変化するのかどうかを調べる学習でした。以前は鉄製スタンドやタコ糸、算数で使っている分度器などを使って実験したこともありましたが、誤差が大きくなってしまうこともありました。本校では専用の実験装置があり、どのグループも同じように実験することができます。始めは振り子の長さを15cm、その後は30cm…と順に長くしていき、10往復する時間を計測した後に、計算して1往復の平均時間を出しました。その後、振り子の長さと時間の関係を考えました。

前回行った予想では、メトロノームをイメージして、振り子の長さが長くなると1往復する時間も長くなるという意見がほとんどでした。しかし、中には振り子の長さが長くなるほど、1往復する時間は短くなるという子もいました。

子供たちは、生活する中で、物理現象を誤って認識していることもあります。誤概念とも言ったりしますが、理科の学びでは、そういった誤概念を修正していく機会にもなります。次は、角度やおもりを変えて時間の変化を計測していきます。子供たちがどのように予想して、実験結果がどうなるか楽しみです。