本校では、朝活動の時間に読書をしたり、SST(ソーシャル・スキル・トレーニング)や対話活動等を行っています。今日の朝活動は対話活動でした。これは、子供たちに「話す、聴く」力を育成することを目的として行っています。
子供たちの中には、自分の考えや意見を発表することは得意でも、相手の意見をしっかり聴くことができなかったり、反対に相手の発表はしっかり聴くことができても、自分の思いや考えを伝えることに苦手さを感じている子供がいます。ですので、話しやすいテーマを設定し、少人数で短時間対話する機会を、計画的に設定しています。ここでの経験が、授業での協働的な学びの充実にもつながってくれることを願っています。
対話活動では、テーマを決めて隣同士やグループで話し合います。1年生はまだ経験が少ないため、今日は担任から対話活動の流れや、対話の仕方を説明しました。5年生は「好きなアニメ、映画、テレビ番組」、6年生は「修学旅行で楽しみなこと」がテーマでした。対話した後に、話し合ったことを全体発表して共有しました。
2年生が生活科で製作してきた「うごくおもちゃ」を1年生に披露しました。2年生は、3、4人程でグループをつくり、「とことこカメさん」や「ロケット」、「ぴょんぴょんうさぎ」等のおもちゃを作りました。できるだけ無駄のないように、飲み終えたプラスチック容器や牛乳パック、ラップの芯等を活用しました。
教室よりも広い会議室とその前の廊下を使って、1年生と楽しく活動することができました。実は1年生は、11月13日(水)に「秋のおもちゃランド」を開き、幼稚園児を招待することになっています。今日は自分たちが2年生と一緒に楽しませてもらいましたが、次回はお兄さん、お姉さんとして幼稚園児を楽しませることになります。今日2年生から学んだことを生かせるとよいなと思っています。
4年生の理科では、空気や水等、身近な物を使って、中学校で深く学習する状態変化や、変化の現象を粒子等で捉える学習をしています。
前回の授業で、瓶に入った空気を手で温めて膨らませた実験から、子供たちは、もっと温度を高くしたり冷やしたりしたらどうなるかという疑問を持ちました。そこで、本当に「空気は温度によって体積が変わるのだろうか」という学習課題を立てて実験しました。熱湯と氷水を用意して、閉じ込められた試験管内の空気の体積変化を確認しました。その際、変化がよくわかるように、細いガラス管の途中に水を入れて最初の水位に印をつけ、温度による体積変化を確認しました。
瓶の時とは違って、印をつけた水位が大きく変動したため、子供たちは「わー。」「すごい。」等びっくりした様子でした。水位変化と空気の体積変化をしっかり結び付けて考えることができるように、次の時間でも確認していきます。
2年生が生活科の授業で竜洋昆虫公園に行ってきました。朝は多少雨が降りましたが、出発する頃には止み、曇りの天気の中活動することができました。
竜洋昆虫公園では、展示されている標本や実物を観察したり、公園内にある虫や植物を実際に手に取ったりしました。一昔前には当たり前のようにいた昆虫等の生き物も、最近は数を減らしている物も多いようです。普段、図鑑やインターネットの画像で見ているのとは違い、本物を観察することで生き物の生息場所や質感を知ることができました。また、手に取ったり臭いを嗅いだりしたことで、五感を通して学ぶことができる良い機会となりました。
本校では、3年生は毎週木曜日、他の学年は年間を通して10回程度の読み聞かせを計画的に実施しています。
今の小学生は、生まれた時から高度情報化社会であり、インターネット等を通して、日本だけではなく世界と簡単につながる環境でした。ですので、自分が興味がある世界中の映像や動画を次々に見ることができます。対して、「本を読む」という行為に少し抵抗がある子供もいます。
以前より、学校では家庭学習で本読みを宿題としたり、図書室の本の貸出を推奨したりしていますが、なかなか「本を読む」ことが定着しない子供もいます。そんな時、自分では手に取るこがなかったような本に出合うことはとても貴重な機会です。
今日も、子供たちの実態にあわせて、魅力的な本を選択して読み聞かせしてくださいました。中には、ストーリーテリング(絵本を読むのではなく、物語を子供たちの目を見ながら語り、子供は耳から聞いた言葉だけから、自分で自由に頭の中で絵を思い描きながら話を聞きます。)をしてくださる方もいて、子供たちは本や物語の世界に浸っていました。子供たちにとって貴重な時間をありがとうございました。